フィギュアの原型制作、デコマス(彩色見本)制作を職業・お仕事にしたいと本気で考えている方々へ。
トライアウトインタービュー
グッドスマイルカンパニー制作部で働いているトライアウト出身者のみなさんにインタビュー
職業 原型師 佐々木 界の場合

佐々木 界

Q1:入社のきっかけは?

業界への入り方がわからないまま、漠然と制作をやりたいと思っていました。
「原型師 募集」で検索し、トライアウトを偶然発見して応募しました。

Q2:「趣味」から「仕事」へ。自身の変化は?

・「意識」の違い。
「つくりたいから、つくる」というスタンスで自由に制作していたのが、 仕事として向き合いだして「お客様」を意識するようになりました。
お客様がキャラクターに対してどう思っているのか、 手に取ってくださった後にどう遊べるのかを考えて造形に落とし込むようになりました。
造型もただ良いというだけではなく、量産するための形状や分割など、 趣味でやっていた時とは意識が大きく変化しました。

・「成長」の違い。
ディレクションで制作の先輩や、企画や製造など様々な部署からの アドバイスと意見を受けることが社内では可能です。
それは確実に自分の中に蓄積されています。

自分では出来ていると思っていたけれど、見落としていることや 自分には無い視点がたくさんあり、悔しいと思うことも度々あります。
しかし自分1人では気付けないことが、まだまだたくさんある。 その事実に気付けたのも、大きな収穫だと思っています。

Q3:最後に「原型師」を目指している皆さんへ一言。

プロの目線でディレクションして貰うチャンスはなかなかありません。
損することは何一つないので、是非「トライアウト」というチャンスで 「原型師」への一歩踏み出してください!!


グッドスマイルカンパニー制作部で働いているトライアウト出身者のみなさんの場合

Q1:トライアウトにチャレンジしたきっかけは?

・新卒で入社した仕事が全然やりたい事に繋がらなかったので、好きな事を仕事にしようと思いチャレンジしました。
・とりあえずどこでもいいから会社に入って修行がしたかった。
 トライアウトは応募作に対して評価をくれるという点で気になり、応募しました。 (応募時の年齢22歳)
・昔から興味のあった原型師という職業を目指そうと思っていた時に トライアウトのことを知り、応募しました。(応募時の年齢25歳)
・模型・玩具メーカーでものを作る仕事をしたいと思っていましたが、 業界に入るツテもないのでフラフラしていた時、たまたまHPで広告をみて応募しました。
・もともと特殊造形をやっていましたが仕事でやるならフィギュア造形と考えていました。
 業界に入るツテも腕もなかった時にたまたま検索して、応募しました。(応募時23歳)
・ねんどろいどが好きだったことと、グッドスマイルカンパニーの社長の 経営手腕を近くで見たかったため応募しました。 。
・フィギュアを作る仕事をしたいと思うも、なにから始めていいかよくわからずにいたころに トライアウトが発表されたので、とりあえず目標にしてみようかなと思いチャレンジしました。 (応募時26歳)

皆さん意外と、漠然と業界を目指そうとは思っているが、どうすれば業界にはいれるか わからないという状況の時に「トライアウト」に出逢った人が多いようです!!


Q2:トライアウトに挑戦する前はどれくらいの経験があったのでしょうか?

トライアウトにチャレンジして、現在社内で活躍しているメンバーに応募当時に どのくらいの制作歴があったのか質問してみました!

・中学生くらいからガンプラは作っていましたがいわゆる未完成病でした。  
専門学校のフィギュア科へ。そこに入ってからようやくまともに作り始めました。  
その2年次の在学中終盤にトライアウトに応募し、そのまま運良くここに入れた感じです
・プラモデルは子供の時好きでよく作っていました。本格的にプラモデルやガレージキットを始めたのは大学に入ってからです。
・趣味レベルです。
・25歳の時から制作活動をはじめました。それまではプラモデルも作ったことはありませんでした 。
・友達と組んでワンダーフェスティバルなどにディーラー参加し、自分で作った複製キットを売っていました。  
ちなみに業界の方からの名刺は一枚もいただいたことありません!!

ねんどろいど 巴マミ 制服Ver.
トライアウト出身の野口さんが彩色&面相を 担当した「ねんどろいど 巴マミ 制服Ver.」

Q3:入社前に想像していた「フィギュア会社」とは?実際入社してみたらどうでしたか?

・想像通り、やはり黙々とつくっているという感想です。しかし会社なのでコミュニケーションも大切。意外とパソコンを使うことが多い。20代の同世代の社員が多い!!
・職人の修行の場、一日中机とにらめっこしていると想像していました。思っていたより遥かにコミュニケーションが必要とされる仕事だなと感じています。自分には常に足りていないので苦労しています。
・とても厳しいイメージ。   万が一入社しても自分がちゃんと仕事できるのか心配でした。趣味ではなく仕事なんだと実感する毎日です。


Q4:入社して、実際どのようなお仕事をしていますか?

・3DCG 3DCADなどを使っての原型の制作
・入社時は「ねんどろいど」の彩色からスタートしました。
慣れてきたらデカールデータ制作、面相、スケール彩色などにチャレンジしています。
・まずは複製された原型のレジンキャスト品の磨きからはじまり、金型用のキャスト品の加工作業、原型の複製作業(真空脱泡機を使ってのシリコン型取り・キャスト流し)、3Dデータ出力品の磨き、デコマス塗装作業(塗装用キャストの磨き~洗浄、調色・マスキング・ブラシ吹きつけ・筆塗りなど) 原型修正作業など。
・上記を経てようやく原型を作る作業をやらせてもらえました。 最近は目描きも徐々にやりはじめています。

Q5:仕事のやりがいや厳しさについて教えてください。

・センスも必要ですが、出来ることが増えていくのが嬉しいです。
出来ることが増えると難しいことが同じように増えますが、経験を積むしかないと思って取り組んでいます。

・作業ができるだけでは駄目だということがわかりました。 難しいことや辛いことでもやった分だけ自分の為の力になる点にやりがいを感じています。

・どの仕事でも同じことなのでしょうが、身につけなければいけない技術が山積みなのでその成長の実感スピードはとても遅いと思っています。しかしその中で、その成長を実感した時にやりがいを感じます。

・良い原型を目指す楽しさと、商品を買ってくださったお客様の反応。
どちらもこうすれば完璧!というセオリーはないので、やりがいがあると同時に難しさを感じます。

・やりがいは、少しずつ作業内容とスピードが向上している実感を得ること。  
感覚的な部分をどう表現したらいいのか悩むことと、朝早く起きることが正直厳しいです。
ねんどろいど 初音ミク セーラー服Ver.
トライアウト出身のえこ氏さんが 彩色&面相を担当した 「ねんどろいど 初音ミク セーラー服Ver.」

Q6:最後に、メッセージを一言お願いします。

・トライアウトは写真応募からなので、気負う必要はありません。  
とにかく受けてみないと分からない世界だと思います。 自分の作ったものに対して、プロの意見やアドバイスを貰えるのはお得です!!
・「原型師」という職業に就くにはどうすれば良いか正直わかりませんでした。トライアウトは非常にわかりやすい入口です。  
すでに技量のある人はもちろんですが、この先上手くなりそうな伸びしろのある方にもチャンスがあるのでこの職業に付きたい人にはおすすめします
・「職業:原型師」は決して楽しい事ばかりではなく、むしろ辛いことの方が多いかもしれません。  
ただ、得るものも多いと実感しています。この業界で仕事をしていきたい方にとって、トライアウトは一歩踏み出す良いチャンスです。
大変ですが後悔はしないと思います。
・仲間内で褒め合うのは大変気持ちが良いものですが、そんなことをしていても成長速度や深さが違うと個人的には思います。  
是非、原型師の入口に立ってプロとして働いて、ガンガン自分を磨いて、「この人、凄く上手い!!」と私たちを焦らせてください。  
皆さんとお逢いできることを楽しみにしています。
・トライアウトの提出品に製品と同じクオリティまでは要求していないと思います。  
今後の伸びしろ含めて判断すると思います。 とりあえず参加してマイナスになることはないので、一歩踏み出してみては如何でしょうか?